組織概要

誰もがスポーツによって発達する権利がある

新日本スポーツ連盟(1995年に新日本体育連盟を改称)は、1965年に「体育・スポーツが少数の人の独占物であった時代は過ぎました。それは万人の権利でなければなりません」と宣言して誕生しました。

以降50年、スポーツ連盟は、すべての人がスポーツに参加できる環境を作り出すこと、スポーツの荒廃やゆがみを許さず、スポーツが文化として発展することを追及してきました。そして、組織の民主的運営、思想・信条・政治的立場の違いによる差別の撤廃、公共スポーツ施策の充実、スポーツでの平和貢献を広げるために活動しています。

スポーツきみが主人公

新日本スポーツ連盟全国卓球協議会は、1979年に「選手・愛好者が主人公のスポーツ」という理念のもと設立されました。“スポーツきみが主人公”とは、選手・愛好者が組織や競技大会の運営にも力を発揮し、みんなでスポーツができる環境を作っていこうというものです。大会を開催する側と参加する側という壁を乗り越えて、選手の要望に沿ったスポーツ活動を目指しています。

これまで、より多くの人が楽しくスポーツに参加できるようにと、競技方法の刷新を図り、従来採用されていた種目(4単1複の団体戦、シングルス、ダブルスなど)以外に新しい種目を考案。ペアマッチ(2人の団体戦)、3ダブルス大会、2複3単の団体戦などの大会を行ってきました。

また、トーナメントだけではなく予選リーグ&同順位トーナメント方式を採用し、だれでも多くの試合数を保障し、できる限り同じレベルでの試合が組めるような工夫をしています。こうした考えを競技の中に貫いていくことによって、勝利至上主義や選手選抜主義を克服して、楽しく、豊かで、選手・愛好者のニーズに応えた創意・工夫が生まれると思います。