初冬の遠州の浜松市・浜松アリーナで，12月2，3日、第26回全国スポーツ祭典卓球大会が開催されました。本大会には、北は北海道から南は九州の大分県まで3２都道府県から一般団体戦には男子61チーム、女子50チームの合計111チーム、ベテラン団体戦には男子28チーム、女子36チームの合計64チームのエントリーがあり、個人戦には中学生から80歳を超える方まで含めて717人の精鋭が参加しました。 また、本大会に向けて各地の予選は32都道府県で開催され、１万人を超す卓球愛好者が参加しています。これらのエントリー数、予選開催数は過去最高の規模になりました。

試合は、2日に一般団体戦とベテラン団体戦（５５歳以上で構成）が行われ、一般男子は東京選手権大会2位の柳延恒、そして左の緒方昭範を擁する兵庫県のＴＥＡＭＳＡＴＯが、昨年優勝の東京代表のＴ．Ｏ．Ｍ倶楽部を３-２の接戦の末破り初優勝。一般女子は東京の九十九が、同じ東京の昨年優勝の京卓クラブを破り、通算3度目の優勝をはたしました。
ベテラン男子は、兵庫の兵庫ベテラン会が昨年の優勝の神奈川さくらを破り初優勝、女子は東京の葛城クラブが２連覇を成し遂げました。

3日には一般と九クラスの年齢別に分かれて個人戦がおこなわれ、熱戦が展開されました。
男子一般の決勝は兵庫のＴＥＡＭＳＡＴＯ同士の柳延恒と緒方昭範の対決となったが、緒方が準決勝で肩を痛めたため決勝は柳の不戦勝となり、柳は団体とあわせて２冠を達成。かつて５連覇をなした加山（現グランプリで活躍）以来の強さを誇る選手の出現です。今後の目標となり本大会のレベルアップにも大きく貢献するものと思われます。

女子一般は千葉の千葉クラブの井上瞳と神奈川のＵ．Ｗ．Ｆの高校生の井上智奈美とのフレッシュな対決となったが千葉の井上瞳がストレートで破り、３度目の出場で初優勝。井上は昨年も優勝のタイのアニサラとも接戦をしており、もともと地力があったと言えます。
男女年齢別は、今年は８０歳以上も加わってますます生涯卓球としての幅が広がってきています。
初出場のチームからの声。岡山から参加の中学生は「団体戦は応援だけだったがとても楽しかった」と話してくれました。また、大分の女子チーム曰く「予選を通ったらまた来年も出場したい」。今年はじめて新設された８０歳以上のクラスに参加した東京の選手からは「来年はもっと周りの人に呼びかけてみますよ」と強力な応援メッセージを頂きました。

男子の部

男子一般団体戦 男子ベテラン団体 男子個人一般 個人年齢別Ａ 個人年齢別Ｂ 個人年齢別Ｃ 個人年齢別Ｄ 個人年齢別Ｅ 個人年齢別Ｆ 個人年齢別Ｇ 個人年齢別Ｈ 個人年齢別Ｉ

女子の部

女子一般団体戦 女子ベテラン団体 女子個人一般 個人年齢別Ａ 個人年齢別Ｂ 個人年齢別Ｃ 個人年齢別Ｄ 個人年齢別Ｅ 個人年齢別Ｆ 個人年齢別Ｇ 個人年齢別Ｈ 個人年齢別Ｉ

● 入賞者
【男子の部】

【女子の部】